出産後、妊娠中の10か月で増えた体重に悩んでいらっしゃる方はいませんか?
私もその一人ですが、実は産後の無理なダイエットは、母体の回復にも赤ちゃんにも大事な母乳が出なくなってしまう可能性があります。
是非正しい産後ダイエットの知識を頭に入れて、母乳育児とダイエットの両立を図りましょう!
目次
母乳が出なくなる原因
一般的に、母乳が出なくなってしまう主な原因は次の二つと言われています。
①栄養不足
②ストレス
しかし、産後ボロボロの体で24時間待ったなしの赤ちゃんのお世話がスタートしている状況で、栄養をしっかり摂ってストレスを溜めないように!なんて、そんなことは夢物語ですよね。
ただ、この二つが母乳分泌に大きく関わることは事実なので、できるだけ気を付けることも大事です。まずはこちらを順番に見ていきましょう。
①栄養不足
母乳は血液からできているため、分泌には母体がしっかり水分と栄養を摂ることが最も重要となります。積極的に栄養を摂らなければいけないのに、産後ダイエットのために食事制限をしてしまえば母乳分泌が減ってしまうのは一目瞭然です。
②ストレス
赤ちゃんが乳首を吸うことで、「プロラクチン」と「オキシトシン」という二つのホルモンが分泌されます。「プロラクチン」は、母乳を作る働きがあり、「オキシトシン」は母乳を出す働きがあります。
オキシトシンは母体の受けるストレスによってその分泌が抑えられてしまうと言われており、産後の体や赤ちゃんのお世話に加えて、無理な産後ダイエットまでがストレスの原因になってしまっては、母乳分泌を減らす一因を余計に増やしてしまいます。産後って何人目になっても、思っていた以上にしんどいものですよね。
母乳が出ない場合の改善策
母乳が出ない場合、改善策として挙げられる例は以下の通りです。
①水分を沢山摂る(約2リットル/日)、バランスの良い食事を摂る
②ストレスをできるだけ溜めない
③体を温める
④睡眠をできるだけ取る
⑤頻回授乳
最初ふたつが改善策となることは前述の通りですので、ここでは③~⑥を見ていきましょう。
③体を温める
母乳は血液から作られている為、体を温めて血液の循環を良くすることは、母乳の分泌にも繋がります。
④睡眠をできるだけ取る
睡眠不足は育児ストレスの代表例です。とはいえ現実では赤ちゃんのお世話だけをするわけにもいかず、家事や上の子がいらっしゃる方はその子のお世話など、赤ちゃんが寝ている隙に終わらせたい用事は山ほど出てくるものです。
どうか全てを完璧にやろうとせず、手を抜くところは抜き、周りに頼れるところは頼り、一定時間でも休むと決めて休息をとって、少しでもストレスが溜まらないようにしましょう。
⑤頻回授乳
母乳は赤ちゃんに吸われることで脳に母乳分泌の指令が行き、分泌されます。その為、赤ちゃんに吸わせれば吸わせるほど母乳の分泌がよくなると言われています。
私が第2子を産んだ産院では、片方5分ずつで1日8回以上の授乳を目安にすると良いとの指導を受けました。頻回とはいえ、狂ったように吸わせる必要はないようです(笑)
正しい産後ダイエットの方法
産後の無理は禁物!とはいえ、一刻も早く元のスタイルに戻りたいし、母乳育児も頑張りたいという人は私も含めて多いはず。私も重い腰をあげてダイエットせねば…と思っております。
ここでは、母体に負担の少ないダイエット方法をご紹介します。
①栄養バランスを考えた食事
②間食をしない
③適度な運動
④骨盤矯正
⑤基礎代謝アップ
ただし、全部を一度にやろうとするとストレスの元になりかねないので、順番にできそうなものから取り入れてくださいね。
①栄養バランスを考えた食事
食事制限ダイエットは母体にも負担がかかり、ストレスの原因にもなります。
体に良いものを適切に摂取し、健康的に体重を減らしましょう。
②間食をしない
母乳育児をしていると信じられないほどお腹が空きますが、お菓子など無駄なものを食べて体重増加に繋げないようにしましょう。
③適度な運動
過度な運動は母体にも負担がかかります。
赤ちゃんを連れて家の周りを散歩してみるなど、ストレス解消になる程度の適度な運動を心掛けましょう。
④骨盤矯正
妊娠から出産にかけて大きく開いた状態の骨盤は、産後に正しいケアを行うことで数か月かけて元通りになります。骨盤を正しい位置に戻すことで痩せやすく太りにくい体にすることができると言われています。
家でできる手軽なケアとしては、骨盤ベルトをつける、ヨガや骨盤体操を行うなどがあげられます。ベルトすら面倒な私には、大掛かりなモチベーションアップが必要ですが(笑)
産後の骨盤矯正をしてくれる託児所付きの整体院もありますので、赤ちゃんと外に出て気分転換がてら利用するのもおすすめです。先生が骨盤体操のやり方を教えてくれたりもするのでとても参考になります。
⑤基礎代謝アップ
産後の基礎代謝が落ちている原因としては、妊娠中からの運動不足による筋肉量の低下、骨盤の歪み、睡眠不足、産後ダイエットによる食事制限などが例として挙げられます。
基礎代謝が悪いとエネルギーが効率良く消費できず、痩せにくくなります。基礎代謝をあげることによって、痩せやすく太りにくい体を手に入れましょう。
授乳中の方必見!産後ダイエットで母乳が出なくなる!?のまとめ
無理な産後ダイエットは赤ちゃんに必要な母乳の分泌を減らす原因となります。
母乳を出すための方法は沢山あり、正しい産後ダイエットの方法もご紹介しました。産後の体は疲れやすくボロボロです。一度に全て挑戦するのではなく、できることから始めましょう!
①栄養不足
②ストレス
①水分を沢山摂る(約2リットル/日)、バランスの良い食事を摂る
②ストレスをできるだけ溜めない
③体を温める
④睡眠をできるだけ取る
⑤頻回授乳
①栄養バランスを考えた食事
②間食をしない
③適度な運動
④骨盤矯正
⑤基礎代謝アップ
せっかく寝る間を惜しんで母乳育児を頑張り、分泌が軌道に乗っても、無理な産後ダイエットで母乳が出なくなってしまった!という結果になっては悲しいですよね。
皆さんも、一緒に無理なく健康的に体重を元に戻していきましょう!
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