明日から必ず!と思い続けていたダイエットをいざ始めたは良いものの、ただ座っているだけでは痩せるはずもなく、重要になってくるのは運動と食事管理。
運動を頑張る傍らで、料理まで手の込んだダイエット食を作らないといけないとなると、なかなかモチベーション維持に繋がりませんよね。
もちろんマメな人は上手にできるのでしょうが、私のようなズボラは全くです。
私のことだ!となった方、朗報です。
実は昨今、「酢納豆」がダイエット食として注目を集めています。
なぜなら混ぜて食べるだけだからです。寝耳に水ですね!!
なぜ酢と納豆なのでしょうか?
今回は酢納豆の魅力と作り方を存分にお伝えします。
それぞれの栄養素から見ていきましょう。
納豆の栄養素
まず、納豆は健康食としてあまりにも有名な食材ですがダイエットにも良い効果が沢山あります。ただ、低カロリーな食材ではないのでダイエット中の方には一日1パックで十分ですが、納豆にはどんな栄養があるのかを見ていきましょう。
①納豆菌
枯草菌(こそうきん)という細菌の一種で、煮大豆にこの納豆菌を加えることで、発酵する過程でたんぱく質を分解して「アミノ酸」を生成し、納豆ができます。
納豆菌は生きたまま腸内にたどり着くので、お腹の中の善玉菌を活性化させ、悪玉菌を抑制して腸内環境を改善してくれます。
②ナットウキナーゼ
煮大豆に納豆菌を加えて発酵させる過程で生成されるのが、この「ナットウキナーゼ」というたんぱく質分解酵素です。
これには血栓を溶かして血液をサラサラにする働きがあり、この影響で血行が良くなると代謝が上がるため、痩せやすい身体づくりを助けてくれます。
ただし、ナットウキナーゼは熱に弱いという弱点があります。
熱いご飯に納豆をかけて食べてしまうとナットウキナーゼの活性が低下してしまい、
実際に体に取り込まれるのはほんのわずかという結果になってしまうので、注意が必要。
よほどその組み合わせで食べたいとき以外はご飯とは分けて食べるのがおすすめです。
③大豆イソフラボン
大豆に多く含まれている成分で、納豆をはじめ大豆が原料の食品ほとんどに含まれています。
これは、コレステロール値を下げる働きがあるので、余計な脂肪が蓄積されにくい効果があります。コレステロール値が高い人ほど肥満傾向にあることがわかっているので、イソフラボンを摂取してコレステロール値を下げることはダイエットへの第一歩と言えます。
④食物繊維
便通を整えて便秘を改善する働きがあります。
便秘が改善されると代謝が良くなる為、美容には欠かせない存在です。
また、食物繊維には脂質や糖などを体外に出す働きがあり、肥満をはじめとする生活習慣病を予防する効果があります。ダイエット中の方には嬉しい情報ですね!
余談ですが、以上の他にも納豆は本当に栄養満点の食材で
昔から健康食として取り上げられている理由が分かります。
【納豆に含まれる栄養素】
ナットウキナーゼ、大豆イソフラボン、たんぱく質、食物繊維、ビタミンK、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビオチン、カリウム、カルシウム、
マグネシウム、鉄、亜鉛、銅
酢のダイエット効果
酢には酢酸やクエン酸、アミノ酸等がたくさん含まれており、生活習慣病予防や美肌に効果的です。健康と美容のために昔から取り入れられている調味料ですよね。
酢に含まれる酢酸は、余った脂肪を減らしてくれる働きがあります。
また、血流を改善する効果もあり代謝が良くなると痩せやすい身体になるので、ダイエットに効果的な食材と言えます。
また、美肌効果もあるのでダイエット中の方は特にこちらも嬉しい効果なのではないでしょうか。
酢と納豆の組み合わせで相乗効果⁉
では、酢と納豆を掛け合わせることでどんな相乗効果が得られるのか?
納豆にはカルシウムが含まれており、酢にはカルシウムの吸収を促進するビタミンCが含まれています。
カルシウムには脂質の吸収を抑える働きがあり、酢で納豆のカルシウムを吸収することで脂肪が蓄積するのを防ぐ効果があります。
納豆と酢、それぞれにダイエット効果があることは先述の通りですが、それに加えて二つを組み合わせることで相乗効果が得られるとは酢納豆が流行っているのも頷けますね!
酢納豆の作り方
作り方はとっても簡単です。
納豆1パックに酢を大さじ1杯加えるだけ!
こちらはお好みで調節してもらって大丈夫です。
飽きてしまったときは、酢を変えてみるのもありですね。
ポン酢や梅酢、リンゴ酢、黒酢など、好みに合う酢を見つけてみましょう!
また、辛いのがお好みの方は酢納豆とキムチを混ぜるのも良いです。
キムチに含まれる乳酸菌も納豆菌同様、生きて腸まで届いて腸内環境改善の効果が得られるので最強のコンボだと言えます。
酢納豆の魅力と作り方まとめ
①納豆菌
②ナットウキナーゼ
③大豆イソフラボン
④食物繊維
①余った脂肪を減らしてくれる働き
②血流を改善する効果
③美肌効果
納豆に含まれるカルシウムには脂質の吸収を抑える働きがあり、酢に含まれるビタミンCにはカルシウムを吸収する効果がある為、相乗効果で脂肪が蓄積するのを防ぐ効果があります。
納豆1パックに酢大さじ1杯(お好みで酢の種類を変えたり、キムチと混ぜたりするのもおすすめ♪)
今回ご紹介した酢納豆は、世間でも注目を集めているため耳にしたことがある人も多いのではないかと思います。しかしここまで効果があり、お手軽だったとは!と驚いている方も多いはずです。私も初めて聞いたときは衝撃を覚え、すぐさまダイエット食のメニューに加えました。
ただし、身体に良いからと毎食取り入れたりするなど食べすぎは禁物です。
かえってカロリーを摂取しすぎてしまい体重を増やす結果になりますし、何より飽きてしまって続きません。“継続は力なり“をモットーに、一日1パックを目安に、気長に続けましょうね。
重い腰を上げることなく誰でもすぐに始められる簡単レシピなので、毎日の献立に上手に酢納豆を取り入れて、理想体重を目指しましょう!
①納豆菌
②ナットウキナーゼ
③大豆イソフラボン
④食物繊維